11月5日(土)13:50~、パルシネマしんこうえんで「紅の豚」鑑賞。
過去に上映された映画を上映する、いわゆる「名画座」。
パルシネマしんこうえん、湊川公園の1Fの商店街にあります。公園の下にあるような独特の立地。
昭和46年に開館ということで、かなり年季の入った施設です。
パルシネマしんこうえん、11月5日の上映スケジュール(シアターは1館だけ)。「紅の
豚」と「アメリ」の2本立てで、1回分の入場料金で両方とも鑑賞することが可能です。
私は時間の都合などで、「紅の豚」だけ鑑賞しました。
「紅の豚」は1992年のアニメ映画。スタジオジブリ制作、原作、脚本、監督は宮崎駿。
1920年代のイタリアを舞台に、豚の姿をした主人公「ポルコ・ロッソ」たち飛行艇乗り達の活躍を描いた傑作。リバイバル上映されることがめったにない映画で、上映が決まった時にこれは是非見たいと思っていました。
シアターの座席表。
パルシネマしんこうえん(湊川)のアクセス、料金、映画館情報 |MOVIE WALKER PRESS 映画
全135席。自由席。2本立て上映なので、前の上映が終わるとドアが開いて、入場券を買った順番に渡される整理券の番号順で入場となります。
入場券を買った時の整理券が「8番」、前から6列目のやや右で鑑賞。料金は一般1,300円。
客入りは約半分、6~70人くらいだったでしょうか。私のいた6列目は自然と、両隣に他の人がおらず1席開け状態になっていましたが、後ろの方はもうちょっと客が多いようでした。
シアター内。昔の映画館によくある、傾斜が緩く、スクリーンが見上げる位置にあるシアター。スクリーン比率はビスタサイズのFLAT。
右の壁に付いている「非常口」の行灯は上映中も点灯していますが、薄い布で覆っているので、それほど目立ちません。
シアター後方、映写室のある壁面。後ろ2~3列はサラウンドの外側になりそうです。サラウンドスピーカーのメーカー等は不明。今回鑑賞する「紅の豚」では、フロントのスピーカーからだけ音が鳴っている「ステレオ」音声での上映のようでした。
劇場はかなり古いですが、シートは新しい物でした。肘掛けは左右共用。
鑑賞した座席(6列目)から見た様子(本編開始前の休憩中に撮影)。
休憩中は飲食OKで、上映が始まると飲み物だけOKというルールです。前の席と横に半分ズレたような配置なので、前に他の客が座っていても比較的気になりませんが、背の高い人が前に座ると、スクリーンに若干頭が被る可能性はあります。
ドリンクは館内の自販機で購入可能。普通の値段です。良心的。
私が鑑賞した13:50~の上映回の時だけのようですが、上映前に支配人の挨拶と、上映作品についてのトークが5分ほどありました。今後上映予定の宣伝、の意味合いが強かったのですが、支配人が「どうしてこの上映作品を上映するのか」という感じに、オススメポイントなどを話すので、かなりの映画マニアだというのが伝わってきました。
上映の感想ですが、良かったです。
映像はビスタサイズで、スクリーン全体に投影される感じ。前から6列目でもスクリーンの大きさは最近のシネコンのスクリーンに比べると小さいので、視界いっぱいに見えるという感じではありません。ちょっと物足りない大きさでしょうか。
画質は非常に良好、意外と言っては失礼ですが、本編が始まるとシアターがちゃんと暗くなるので、白っぽかったり暗すぎたりする感じはありません。ピントも良好。画質に関しては非常に良かったです。
音響は、作品の音源がステレオだと思われます。なので、ステージスピーカー(前)からだけ音が鳴っている感じでした。音量はまあまあ。総合的には若干、音は物足りなく感じましたが、30年前の作品なので仕方ない部分があると思います。
パルシネマしんこうえんでの「紅の豚」ですが、11月10日~16日は「朝パル」「夜パル」として、朝1回もしくは夜1回の上映です。
それにしてもこの映画館、公園の下にあるような変わった立地です。
ちなみに、上にある「湊川公園」には、楠木正成の銅像があります。
パルシネマしんこうえんさん、なかなか映画館で見られる機会のない「紅の豚」を上映してくださり、ありがとうございました。
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