9月13日、能勢電鉄へ。妙見口ー山下間の運用が普段2両編成のところを、4両編成の車両で代走するという、わかる人にしかわからない珍しい運用を撮影。
能勢電鉄には2両編成の車両が2編成あり、普段は「妙見口―山下」「日生中央―山下」を走る運用で走っています。
検査等で1編成のみしか使えない場合は「妙見口―山下」の運用に必ず入ります。
妙見口方面の運用に2両編成が優先して入るには理由があります。 妙見口-山下間の列車は、終点の妙見口での折り返し時間が約1分程度と時間的な余裕がなく、能勢電は原則ワンマン運転。2両の時でも遅れが発生したりすると、運転士が反対の運転席まで急いで走るようなことがあります。
なので、妙見口―山下の運用に4両編成が入ることはめったにありません。2編成ある2両編成が両方とも使えない事態にでもならないとありません。 で、この日は、2編成のうちの1本が全般検査で運用離脱していて、もう1本の編成も検査で日中車庫入り。 「2両編成が両方とも使えない」状態となり、4両編成で代走、ということです。
で、4両編成で運転の際は妙見口駅での短い折り返しをどうするのか・・・
解決策は、反対側にも運転士が乗務し、運転士が移動せずにそのまま折り返し運転を行うというものです。
なので、この4両編成の代走では最後尾にいる乗務員が車掌のような業務も行います(最後尾にいるときに何もしない乗務員もいたりしますが、本来ワンマン運転なので特に問題はないと思われます)。
4両編成での運行は珍しいのですが、写真を見ても珍しいのかどうか、わからないですね・・・。