8月29日~30日、関東へ。
29日(土)、イオンシネマ海老名へやってきました。初訪問。
1993年に「ワーナー・マイカル・シネマズ」の第1号劇場として開業した「イオンシネマ海老名」。イオン海老名店の中にあります。
7番スクリーンで「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」を鑑賞します。
日本で最初にTHXの認定を受けたシアター。大きいバナーが飾られています。
イオンシネマ海老名は全部で7スクリーンあるのですが、7番スクリーンだけは階段を上った別のフロアにあります。
全575席の大きなシアター。座席の列は一番後ろが「D」で始まり、アルファベット順で前に列が割り振られています。WMC開業初期のシネコンでしかほとんどない席順。 映画館マニア?の方は、ここは『J-25』に音響測定機器を設置して調整、確認をするらしく、そのあたりが人気らしいのですが、そういう席の近くは人が集まりやすくて好きではないので、やや後ろの「F-25」で鑑賞。
センターに通路があります。
シアター内。壁面が複雑な形状で、並行面がないような構造になっています。吸音や音の拡散を考えられたカーテン状の壁面も凝っています。
シートは背もたれがやや低めのローバックシート。頭の部分に背もたれがなく、後ろの音も聞こえやすいようになっています。
とまあ、これだけ音響が良さそうな要因を説明したわけですが、この日に鑑賞した映画「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」はステレオ(2ch)音源の作品なので、正直言うとこのシアターの本領を発揮できるような音ではありません。
上映直前に「THX」のトレーラー映像『Amazing Life』が流れ、この音は5.1chサラウンドなので、いろんなところから音があふれてくる感覚を味わえて素晴らしかったのですが、本編は当然ながらそこまで派手ではありませんでした。
機材がやや古いからなのか、高音域の音がややビビり気味な時があったり、映像がややピントが甘いような感じもあり(映写室の位置やスクリーンの大きさ、カーブドスクリーンなので仕方ない部分もあると思います)、そこはややマイナス点でしょう。
と、こういう書き方をするとあまり良くなかった上映かと思われますが、良かった点もありました。本編がシネスコの作品なのでスクリーンいっぱいに写る映像は没入感が高く、座席の段差も適度で、他の客の頭が気になる心配もありませんでした。
音響はステレオですが、時折派手に音が鳴るシーンではシアター全体に響き渡るような感じの音が独特で(うまく説明できません実際に聞いてください、としか・・・)、セリフは聞き取りやすく、全体的に疲れにくい音でした。無音のシーンがわりとある作品ですが、独立構造のシアター、空調の音もほとんど聞こえない設計で、無音がきっちり「無音」になるのは高評価でした。
この「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」は、客入りは20人ほどでした。女の子しかほとんど出てこないアニメ映画ですが、女性の客もわりと多いのは、なんとなく分かります・・・
シアターを出たところに専用?のトイレもありますので、トイレが近い人も安心?
イオンシネマ海老名・スクリーン7、第1号劇場ということで古さはありますが、最初に作られたからこそ設計、建築できた部分もあり、いつまでも残してもらいたいシアターだと思います。機会があれば是非再訪問したいです。
売店では「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」のグッズが大量に販売されていました。
東京や横浜、関西の上映劇場ではパンフレットも売り切れ状態でしたがここはそれも売っていて、応援?の意味でもグッズをちょこっと購入。
映画を見終わって、まだ1Fのイオンが開いていたので夜食やお酒を買って、ホテルで食べて飲んで寝ました。
歩いて2~3分の場所に「東横イン海老名駅東口」があるのも、バナナイス!じゃなくてエビナイス!!でした。