2023年12月3日(日)、能勢電鉄が運行する「妙見の森ケーブル・リフト」がこの日をもって営業終了。
「妙見の森」営業終了のお知らせ|おでかけ・沿線情報|のせでん【能勢電鉄】
「妙見の森関連事業」営業終了のお知らせ
能勢電鉄・特別ヘッドマーク掲出
ケーブル・リフトの営業終了の記念ヘッドマークが能勢電鉄(妙見線・日生線)の車両に掲出された。
妙見口方デザイン
川西能勢口方デザイン
助士席側窓に表示されている車番「5124」「5125」の地の色が青いのは、この編成の塗装が最近まで復刻塗装だったため。
「妙見口駅~ケーブル黒川駅」間のバスもこの日で運行終了
妙見口駅から妙見の森ケーブル間は約1.5kmあり、徒歩で移動するにはやや遠い距離です。
ここを走る阪急バスの臨時便が、土日祝日を中心に運行されていましたが、ケーブル・リフトの廃止に伴い終了となりました。
妙見の森ケーブル
営業終了となる「妙見の森ケーブル」。
麓にある「ケーブル黒川駅」。11時40分ごろに到着。
自動改札などはありません。券売機で切符を購入。ケーブル・リフトの往復乗車券、大人1500円。
早速ケーブルに乗車。待ち時間はほとんどなしで乗車できました。
上りのケーブルカーから見た麓側の様子
ケーブルカーは約5分で山上駅へ到着。
妙見の森リフト
山上駅からわりと急な坂を5分ほど歩くと、山頂付近まで行ける「妙見の森リフト」ののりば「ふれあい広場駅」に到着。
リフトの乗車時間は約12分。一応屋根が付いていますが、雨が降るとかかりそうです。
「妙見山駅」に到着。ここから歩いて山頂へ向かいます。
妙見山頂
妙見の森リフト「妙見山駅」から山道を歩きます。
途中、携帯電話の電波が入らないエリアがありました。
能勢妙見山山頂付近。妙見山は日蓮宗の霊場とされており、山頂はお寺となっています。
山頂から見た南側の景色。逆光ですが、尼崎、西宮あたりの海まで見えました。
山頂には兵庫県(川西市)と大阪府(能勢町)の府県境があります。
能勢町側のお寺に立っている「妙見山上」バス停・・・
令和元年(2019年)7月に廃止されたバス停が移設されて保存されています。バス停は川西市側の、駐車場付近にありました。
帰りの道のり
一通り山頂を見学したので下山します。来た道を戻り、リフト、ケーブルに乗車。
ケーブル山上駅では行列ができており20分ほど待たされましたが、わりとスムーズに下山することができました。
下山する際に見た対向のケーブルカー。この景色が見られるのも、この日が本当に最後。
下山後にケーブルカーを少し撮影。最終日専用の記念ヘッドマークが掲出されていました。
ケーブルカーの線路がある妙見山をバックに、妙見口駅行きのバスを撮影。これもこの日が最後の光景になりました。
妙見の森「さよなら」ヘッドマークを掲出した電車が到着した妙見口駅。ケーブル・リフトが廃止されると、妙見口から山頂へは、徒歩で2~3時間かけて登らないといけなくなります。なので妙見口駅にこんなにお客さんが来ることももうなくなるのではないかと思います。
なお、公共交通を利用して妙見山頂まで行くことはできなくなりますが、山頂には自動車で訪れる人向けの駐車場(自動車:1回500円)があるので、車でなら比較的容易に行けます。
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